日記 / 2025年12月11日

今年の振り返り続き

2025年の振り返り、6月から11月まで。

9分 · 7024字日記振り返り

6月

新卒の歓迎会がなぜかこの時期にあって、私はすげー飲まされた。渋谷のカラオケでサカナクションと岡村靖幸を歌った1。
そこから先は抜け落ちている。記憶がない。

註 1
岡村靖幸の「だいすき」はカラオケで歌うと必ず事故る。JOYSOUNDの全国平均点は68点。本人のファルセットは人体の構造上再現不可能とされており、1990年のライブ映像を見た医学生が「喉頭の使い方がおかしい」とツイートしてバズったことがある(未確認)。サカナクションは「新宝島」を選ぶと安全だが、「夜の踊り子」を選ぶと全員が黙る。

気づいたら渋谷の道路が目の前にあった。吐いていた。

どうやって東横線に乗ったのかも定かじゃない。

次に意識が戻ったとき学芸大学の公衆トイレで、見知らぬ男が私の手を掴みながら、彼自身の男性器を触らせていた。

ようするに、私は知らない男の男性器を握っていた。

翌日、2月に別れた元恋人が家に来た。私は昨日のことを話して、彼女は引いた。
当然だと思う。彼女はそのあと、今付き合っている男の話をたくさんした。

当時なぜか、二週間に一度くらい別れた恋人と会っていた。今もたまに会う。

未練というかただの惰性なのだけど。

いい加減に重い腰を上げようと最近思い立ったところである。

7月

  • 国宝を観た。カメラが近くて、画面の大半が顔だった。あれはあれで、正しい気もした。
  • 幡ヶ谷で飲んだ。
  • ひたすら「perfect sky」を聴いていた2。
  • たこ焼き屋さんで会った服屋で働く女性と何回か飲みに行った。山だのキャンプだのと言い出して、話は噛み合わないまま終わった。
註 2
「A Perfect Sky」はBONNIE PINKの曲。タイトルだけが先に綺麗で、聴いてる側の生活は特に綺麗にならない。そういうズレが、たぶん良かった。
山ガールと飲んだ店のミッシェルガンエレファント
山の話はついに理解できなかった。店ではミッシェル[^3]とレイハラカミ[^4]が流れていて、それだけは良かった。

8月

3月にたこ焼き屋さんで仲良くなった友達で長野に泊まりに行った。
一人が長野に別荘があると言って、そこに泊まらせてもらった。

男2人、女性3人。文字にするとチャラい。実態はサークルの旅行だった。 ガチャガチャしていた。

私はアイン・ランドの『水源』を読んでいた3。

註 3
アイン・ランド『水源』(原題: The Fountainhead, 1943年)。主人公の建築家ハワード・ロアークは「妥協しない」ことで有名で、自分が設計した建物が改変されたとき、爆破する。アメリカでは保守派・リバタリアンの必読書とされており、オバマ政権発足後に売上が急増したらしい。シリコンバレーではイーロン・マスクやピーター・ティールの愛読書として知られる。旅行中に読む本ではない、というのは正しい。
長野の別荘。冬なのは、geminiが冬にしたから。
長野の別荘。冬みたいに見えるのは、geminiが冬にした。

その友達から女性を紹介してもらった。二回くらいデートしたが、一切盛り上がらなかった。
驚くほど退屈なデートをした。才能のない者は、退屈すら続けられない。

自主制作映画の退屈なワンカットを引き伸ばしたみたいな時間だった。熱海デートのあと、「付き合おうぜ」とDMした。断られた。あまりにも事務処理だった。 それ以来、連絡していない。

まったく盛り上がらなかった熱海
まったく盛り上がらなかった熱海。退屈なデートの顔をしている私。

9月

『リンダリンダリンダ』を観た4。
国宝はカメラが近すぎて、画面の大半が顔だった。顔というのは、情報量が多いので疲れる。

註 4
山下敦弘監督、2005年。高校の文化祭前日にバンドのボーカルが怪我をし、韓国人留学生がブルーハーツを歌うことになる話。ペ・ドゥナは撮影当時、日本語がほとんど話せなかったが、監督から「歌えなくてもいい、日本語ができなくてもいい」と言われたらしい。映画自体より、「映画について語る人」のほうが多い珍しい作品。

引きで撮る軽音部が良かった。良すぎた。
意外とカメラと人間は距離があるほうが切実になる。

ペ・ドゥナの体育館のシーンもいい5。

註 5
ペ・ドゥナはその後、韓国映画でもハリウッドでも普通に仕事をしていく。体育館の湿度と、国際的なキャリアの乾き方はあまり関係がない。関係がないのに、同じ人の顔がつないでしまう。

個人的には、軽音部の部室を引きで撮りながら、半開きのドアの向こうでペ・ドゥナがブルーハーツを歌っているショットが好きだ。

リンダリンダリンダ
引きで撮られた部室。

学芸大で飲んでいると、別に意気投合したわけでもないのに、隣の二つか三つ上の男性と午前二時に二軒目に繰り出すことになった。
彼とはたぶん会うのが二回目で、学大の店でバイトをしている。

二軒目で飲んでいたら、その彼のバイト先のオーナー(ママ?)がなぜか三時頃合流して、「うちでもう一杯飲まない?」と誘ってきた。
男二人で、その人の実家へ行った。きれいな家だった。

明け方、梨を剥いてもらって、そのままソファで寝た。
次の日、その人の同棲相手も含めて四人で朝ごはんを食べた。段取りがおかしいのに、空気は妙に整っていた。不気味だった。

ゴダール展のシオラン
ゴダール展のシオラン[^8]。

その後、長野旅行に行ったみんなで歌舞伎町のバッセンに行った6。
長野には五人で行ったが、私の大学の先輩(女性?)が長野で粗相をしてハブられていたため四人だった。

註 6
歌舞伎町のバッティングセンターは新宿バッティングセンター(通称:新バ)。朝10時から翌朝4時まで。深夜にバットを振るのは健康のためというより、「いま家に帰っても同じ」という種類の判断に近い。

新卒同期のみんなが私の出向祝い(?)にお別れパーティを開いてくれた。

10月

子会社ができたので、そこに初期メンバーとして出向した。左遷でもあり、栄転でもある。

いきなりステーキのうまさに気づいた7。今さら。
肉は裏切らない。

註 7
いきなりステーキは2013年創業。いっとき増えすぎて、いっとき減りすぎた。肉は裏切らない、というより、肉はいつも同じ顔をしてくれる。人間関係よりは。

会社の飲み会がぱたりとなくなった。さみしくなって、もっと一人で飲むようになった。

木村左遷飲みかい、お別れ冊子みたいなものをもらった、大事にしている。
左遷飲み会(たぶん)。お別れ冊子みたいなものをもらった。
さよなら麻布台ヒルズ
さよなら麻布台ヒルズ[^11]。

11月

働いて、飲んでを繰り返していた。

彼ともう一人で3人で働いている。
彼ともう一人で三人で働いている。
君の胸で泣かない
「君の胸で泣かない」[^12]。
2025年の振り返り写真 (IMG_7504)
どうでもいい日が続く
2025年の振り返り写真 (IMG_7610)
人生は改善しない

Cosmic Dance / 2025年12月11日
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