diary / 2025年12月19日
12/19
意識の流れ、ピンクの塔、デートの段取り
会社が終わり、ふと、いつもは意識の膜の外にある窓から——浮かれたピンクの塔が見えた;あれはスカイツリーだろうか、いやスカイツリーというのはもっと(銀色の錐のような、いや、何かこう冷厳な……駄目だ、良い比喩がひとつも思い浮かばない、脳が死んでいる)、とにかくあんなずんぐりと角ばった桃色ではないはずで、そもそもこの窓はどちらを向いているのか、北西にスカイツリーがあるのだから東寄りか、まあいい;
明日は丸の内と神田でデートなのだった(デート、という言葉のこそばゆさ)、カラックスの『ポンヌフの恋人』、午後にチケットを取ろうとしたら既に「×」ばかりで、残るは首の痛くなる席のみ;カードの枠もない(誰かが言っていた「雀の涙」、まさにそれだ)、かといって彼女に「予約お願い」と言えるほどの気概も関係性もなく、代案を探す指が滑る、ズートピア2の極彩色に逃げたい気もするが、早稲田松竹ではカサヴェテス特集、彼女はカサヴェテスなんて観たいのか? いずれにせよ都合のいい時間は埋まっていたんだった;
なんだか、気張ったデートというものも久しぶりで着る服の正解がわからない、少し億劫だ、今週も削られた、年末が来る、日曜のM-1は一人で見るのか、金曜だから飲みに行くか、いや筋トレをしたい、いや、筋トレは明日でいい——
そんなことを考えて、考えるのをやめた。
みんなの今日
今日の一枚を投稿する