日記 / 2024年1月3日
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"「それじゃ、死んでやるわよ」女は今やひどく憎々しげな調子でそう答えると素早くぶるっと身体を震わせた。
「でも可哀想なんだな」
「誰が?」
「生命がさ」
沈黙。
「君には、婚約者がいたのかい?え?」
「何でそんなこと訊くの?」
「いや、根掘り葉掘り聞き出そうってわけじゃないんだ。べつに何のためでもないさ。怒っているんだい?君には君なりの不愉快なことが色々とあるんだろうか、それは俺には何の関係もない。いや、ただ、可哀想なのさ」
「誰が?」
「君がさ」
「余計なお世話よ•••」女はようやく聞き取れるほどの声で囁くと、再び微かに身体を震わせた。
これには、たちまちかっとなった。なんだって!こっちは、こんなに優しくしてやろうってのに、こいつときたら•••
「君はどう思ってるんだね?自分が正しい道をいっていると思うのかね、え?」
「べつになんとも思っちゃいないわ」
「その、なんとも思っちゃいないのが、悪いのさ。まだ間に合ううちに、目を覚ますんだ。まだ間に合うぞ。君は、まだ若いし、綺麗なんだから、恋愛でもして、嫁に行って、幸せにもなれる•••」
「お嫁に行った人が、誰も彼も幸せなわけじゃないもの」女は以前と同じく、ぞんざいな早口でぶっきら棒に答えた。
『地下室の手記』
CoCo壱5辛チャレンジ、5で限界でした・
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